『双極Ⅱ型障害という病』うつ状態の3つの指標 2.易変性
診断されて一番最初に読んだ本の復習です。
約1年経ったので、自分の症状と照らし合わせています。
今回は易変性です。
うつ状態の3つの指標
2.易変性 P63
易変性とは、その名の通り、抑うつ状態がうつろいやすいことである。
アキスカルが重視するのも、この特性である。
BP2でも、DやBPIのうつ状態のように大きな、ゆるぎないフェイズをなす場合もないではないが、
全般的に「安定した」病相を形成する傾向に乏しい。
経過は変化にとみ、数日単位あるいは数時間単位で憎悪と改善を示したり、軽躁や混合状態に至ることもある。
「ふわっと上がってすとんと落ちる」
「自分自身があてにならない」と考えるようになり、自尊心・自己評価の低下を招く。
調子の高いときに決めたことがあとで負担になる、ということがある。
抑うつの臨床において、速い波は落ち込みより優先されるべき課題であることを確認しておこう。
自分の症状(日々の記録から文章化)
すぐにうつろう印象です。
日内変動は普通にあるし、
軽躁期と呼ばれる時期の中でも変わります。
それから天気の影響を受けやすいです。
◆日内変動
仕事に行けない時は、
朝、具合悪い時が多いです。
単極性うつと同じですね。
昼頃から徐々に回復して、15~17時頃に完全に回復という印象。
症状は、頭重、倦怠感、寒気、ネガティブ思考など
休日は、
朝が悪いという日内変動は起こりにくいです。
心身の疲れによる変動という印象です。
この場合は夜に体調が悪くなることが多いです。
症状は仕事に行けない時と同様です。
◆軽躁期
2017年3月~5月の軽躁期は、
「6日軽躁で、2日は抑うつ症状」という法則がありました。
6日で蓄積したエネルギーを一定値まで使い果たしてしまうんでしょうね。
2日間でまた回復します。
2日で回復できるところが、うつ期との違いかもしれません。
◆天気の影響(特にうつ期)
特にうつ期で影響を受けやすい印象です。
気圧の低下、気温の急激な変化(5~10℃)で落ちやすいです。
軽躁期→うつ期のキッカケも天気でした。
◆その他
引っ越し前後も症状が強く出ました。
カフェインは上がります。
ただし、「ふわっと上がってすとんと落ちる」を引き起こしやすいです。
カフェイン摂取後は、意識的な休息を要します。
◆考察
結局はストレスによる影響で、抑うつ症状を引き起こすと考えます。
・仕事にいきたくない:心理ストレス
・気圧の低下、気温の急激な変化(5~10℃):物理的ストレス
・引っ越し:社会的ストレス
また、
・エネルギーを著しく消費したタイミング
・ストレスが継続的にかかる時期
にうつ期に入ると考えます。
次回は、部分性をやります。