『双極Ⅱ型障害という病』うつ状態の3つの指標 3.部分性
診断されて一番最初に読んだ本の復習です。
約1年経ったので、自分の症状と照らし合わせています。
今回は部分性です。
3.部分性 P64
部分性とは、抑うつの出現場面に選択性があること、ないしその傾向が強いことを指す。
例えば職場ではうつ状態を示すが、帰宅後や休日は傍目から見ると元気であり、趣味や課外活動に熱心にうちこむようなことにも稀ならず遭遇する。
自分の症状(日々の記録から文章化)
部分性は顕著に出ています。
具体的には、仕事の日にはひどい倦怠感が出て起きれないですが、休日は4時起きとかで趣味活動を始めていたりします(^^;)
この症状のため、病気が見つかりにくいという現実に長い間ぶつかっていました。
ポイントは休んだその日のうちに心療内科に行ったことでした。
◆同病者の声
SNSなどで同病者の発言ではこの部分性がわからないために、「自分は病気じゃないんじゃないか?」または「甘えなんじゃないか?」などの声が聞かれます。
部分性は非定型うつとも似ています。
違いは日内変動の出かたが特徴的ですね。(うつ:朝、体調悪い。非定型:夕方、体調悪い)
◆説明するとき
なかなか難しいです。
上記のように「病気じゃないんじゃないか?」「甘えなんじゃないか?」と思われそうです。
そのため、突っ込まれた時のみ説明するようにしています。
それから遊びの場で言う時は、下記のこともあわせて説明します。
遊びの場は、治療のためにも必要です。
気分転換、休養ももちろんですが、神田橋先生いわく「自分の生活を狭くしないこと。広く広く手を出すこと。生活が広がるほど波が小さくなります。」とあります。
部屋にこもっていると、病気が悪化するかもしれないですね。
自分自身の経験からもそう思います。
(今はインターネットがあるので、家でもである程度できますけどね。)
◆治療において
やっかいな特徴です。
上記のように「気付きにくい」ですし、「誤解されやすい」です。
デイケアなんかでは出ない症状なので、本番でしか試行錯誤できません。
現在も手を焼いていますが、仕事の日だけ起きれません。
今のところ、
・睡眠リズムを整える
・前日に無理をしない(遠出、負荷のかかることなど)
が対策です。
・目覚まし時計をちょっと遠くに置いてみる
のもやってみようと思います。
根本的な対策は、仕事に対する考え方を変えることなのかもしれません。
以上、うつ状態の3つの指標でした。
次回は、普通にまとめを載せたいと思います(^^)