軽躁を制する者が双極性障害2型を制する!!

2016年9月に双極性障害2型と診断されました。闘病生活中です。

【見学実習3】評価

治療を中断してしまう、という理由もあり、 ROMやHDS-Rなど、改めて時間を取って評価をすることはありませんでした。

意識したのは見た目からの評価です。 (特別な評価をしなくてもできる評価)

<見た目からの評価> 1)見た目年齢 2)左右差の有無 3)車椅子の有無

4)気になる部位 5)コミュニケーション 6)ニーズ

1)見た目年齢  だいたいの年齢を推測します。  例えば、70代なら健康な人なら、どの程度動けるだろう?  というようなことを考えます。     2)左右差の有無  CVAかどうかを主に観ます。    左右差がある場合は、  プラスαでブルンストロームステージを観てみます。  ポイントは共同運動の有無で  どの程度、分離運動ができているかです。     3)車椅子の有無  CVAでない場合は骨折であったり、  その他の疾患である場合があります。    ただ、その他の疾患というのは範囲が広すぎて特定が難しい。  例えば、パーキンソン病。  代表的な症状である静止振戦がないと、現段階では判断が難しいです。  (服薬で止まる人もいる)  治療で、回旋系の動きが多いな~と思ったら、  パーキンソン病だったりしました。    ちょこちょこ歩き(?)もパーキンソン病の特徴ですが、  歩行が危ない人はたいてい車椅子に乗ってたりしますね(汗       4)気になる部位  治療の見学をする時に、主に意識してました。  漠然と見学しているとみんな同じに思える。    バイザーさんの治療を見学している時は触らせてもらいました。  筋緊張の有無や可動域を確認したり、左右差を確認します。     5)コミュニケーション  見た目からの評価ではないかもしれませんが、コミュニケーション。  高次脳障害や認知の度合いがわかります。  特にブローカ失語はすぐわかります。    ブローカ失語の方は右麻痺が多かったです。  一方、左麻痺の方はしっかりお話する方が多い印象でした。     6)ニーズ  治療の目的になります。  あまりストレートに聞きすぎるのはよくない。  また、質問攻めにも注意して、やわらかく遠まわしに聞くのがポイント。    また、一つ目のニーズの先に何があるのかを  聞き出すのもポイントですね。    例)  歩けるようになりたい。  → 歩けるようになったら、一人で買い物に行きたい    そういえば、OT協会の会長さんもこの話をしてました。        

<プチ評価>  見た目からの評価を意識し、一人の対象者をプチ評価しました。  一日を通して、見学をし、  問題点、自分なりの評価プログラム、自分なりの治療プログラムを  まとめてみました。    対象者はCVA患者で杖なし歩行ができる方です。  ブルンストロームステージ4くらいで  共同運動パターンに従わない分離運動もそれなりにできる人でした。

 やってみた感想、バイザーさんからのフィードバックをまとめると、  疾患から推測される評価と  その人特有に現れる症状、およびその人の性格、環境、ニーズなどを  総合的に判断し、評価プログラムを組み立てるのがポイントだと思いました。         <杓子定規な評価>  時間をフルに使って、それぞれ自主練のメニューをこなそうとしていました。  その時間を奪って  自己満足的な杓子定規な評価をすることはできない空気だと思いました。    臨床では、評価と治療が一体となっているのがわかります。    評価実習ではそんなこと言ってられないので、  空気を読まずに杓子定規な評価で数字集めの部分もしていく必要があると思います。

 その時、対象者への配慮がとても重要になってきます。  疾患だけでなく、いかに対象者を観れるかがポイント。    また、「スケールに載らないこともやってもいい」  とバイザーさんから言われました。      

今回は見学実習であり、評価はプラスαの部分です。 こうやってまとめてみると、多少は動けたのかなと思いました。

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