脳の肩代わり2009.08.19
脳梗塞でも反対側の脳が失われた機能を"肩代わり" ―神経回路のつなぎ換えと機能回復を順々に促進― http://www.nips.ac.jp/contents/release/entry/2009/08/post-25.html
~~~~~~~~~~~~引用start~~~~~~~~~~~~
今回の発見
- 脳梗塞後に反対側の脳が失われた機能を“肩代わり”するようになった。
- 脳梗塞の反対側の脳の神経回路のつなぎ換えや機能回復は、順序よく整然としたプロセスで起こっていた。
- マウスでは、神経回路のつなぎ換えは、脳梗塞後1週間目から2週間目に限定していた。その後、作られた神経回路の活動パターンにも変化が起こり、それとともに機能回復は4週目までに完成した。
~~~~~~~~~~~~引用end~~~~~~~~~~~~
これに対して。
リハ医の独白 http://d.hatena.ne.jp/zundamoon07/20090812
~~~~~~~~~~~~引用start~~~~~~~~~~~~
今回、基礎研究において、反対側の脳で機能代償が生じている仕組みが一部明らかにされた。機能的画像診断の発達で、脳内で起こっている変化が可視化されるようになってきている。1990年代頃までは、脳はいったんダメージを受けると回復しないということばかり強調されていた。最近は、脳の可塑性に関する知見に基づいた様々な治療法が試みられるようになっている。リハビリテーション医学の治療技術が根本から見直される可能性がある。
~~~~~~~~~~~~引用end~~~~~~~~~~~~
以下、僕の感想。 1.肩代わりする機能はわりと知られてたのでは? 2.リハビリへの影響
1.肩代わりする機能はわりと知られてたのでは?
昔、読んだ本にも書いてありました。
~~~~~~~~~~~~引用start~~~~~~~~~~~~
脳の一部が損傷しても、脳の柔軟性により残った部分が失われた機能を代償する。
~~~~~~~~~~~~引用end~~~~~~~~~~~~ 『考える細胞ニューロン』@櫻井芳雄 より
科学的に証明されていなかったということでしょうか?? それか、左脳と右脳との間での肩代わりが新しい? 今までは「左脳内での肩代わり」や「右脳内での肩代わり」だったのか?
2.リハビリへの影響 脳の肩代わりを促進するような治療方法が出てくるかもしれません。 脳科学をしっかり勉強しておきたいと思います☆