【OT学会2】これからの保険医療福祉
午後の講演です。
『生活の中の作業を見る-作業療法が切り開くこれからの保健医療福祉』 というテーマ。
主に国の政策ですね。
<老人保健健康増進等事業> 国からの補助で行っている研究です。
生活行為に焦点をあてた支援ということ。
1)作業聞き取りシート 2)生活行為アセスメント 3)支援計画
◆先駆者 ・せんだんの丘ぷらす http://www.bone-info.org/sendannooka/
・千里津雲台 訪問看護ステーション http://www002.upp.so-net.ne.jp/ten/
・いきいきリハビリケア http://www.iki2-k.com/
<国の制度 by厚労省> 介護保険の現状・問題点 ↓ 地域包括ケアシステム
◆リハの問題点 ・医療と介護の連続するシステムがない ・訪問リハの需要があるが、人が足りてない ・単なる機能訓練では×
◆リハ重視型のサービスへ転換 1)退所後のフォーローアップ計画の共有 2)サービス実施計画の共有
◆予防事業 何もしない → 廃用 ⇒ 作業の必要性
◆今回の法律改訂 ・リハ重視型 ・在宅重視型 へ
<質疑応答> Q1.OTの専門性について国はどう考えている?
A1.ADLへの介入ができるのはOTだけだと思っています。
Q2.根本的な社会のあり方 年金がどうのこうのとか、そもそも社会は破綻する?
A2.破綻するのは時間の問題。 再構築として、「何をもって公平性を出すのか」というのが問題。
Q3.在宅・・・・福祉機器? 評価と治療PGがしっかり検証されていない 何か仕組みが必要?
A3.専門OTがいる IT機器支援??
Q4.限界地域へのケア 街から30分以上かかる山奥などへはどうケアする?
A4.地域がそれぞれニーズを把握するのが、今回の仕組み
<考察> ◆国の制度 なかなか理解が難しいですが、改定を解説してくれるブログなどもあるので、 定期的に確認したいところです。
そこの理解が伴わないと、自分の仕事もブレてしまう気がします。 社会のニーズがつかめなくなるので。
◆訪問リハ ADLへの介入ができるという点で、訪問リハはOTに期待がかかってます。 (でも、実際はPTの方が多いと2年前に聞いたことがあります)
ただ新人OTに訪問リハは難しそうですね。 たぶん一人で訪問する形になるので。
病院などで基本的なアプローチを学び、 その後、訪問リハであればやりやすいと思います。
◆先駆者 喫茶店を併設したり、ゲーム等を設置したり、 色々と工夫をしているようです! 興味があるので、個人的に勉強していきたいところです!