死の欲動 認識の歪み 防衛機制
去年見た映画『春を背負って』で、豊川悦治が 「10年前アフリカを放浪していた時に巨象と遭遇した。象は歳をとると、群れに迷惑をかけないために群れを離れるんだ、本能として」 というセリフが印象に残っています。
今、フロイトの精神分析の本を読んでいますが、「死の欲動」という概念がこの象の話に当てはまる気がします。
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生の欲動とは、未来へと進み発展し生きようとする欲動である。
それに対し死の欲動とは、過去へ戻ろうとし、「何もない状態」=「死」へと向かう欲動である。
人間の行動は、すべて生の欲動と死の欲動で説明できる。ただし死の欲動は、生の欲動と対立した形でしか観察できない。
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