軽躁を制する者が双極性障害2型を制する!!

2016年9月に双極性障害2型と診断されました。闘病生活中です。

国際福祉機器展2 ポジショニングの講演

PTの下元佳子先生による講演です。 http://spysee.jp/%E4%B8%8B%E5%85%83%E4%BD%B3%E5%AD%90/1682580/

1.ダメなパターン ◆起き上がり ・仙骨を中心に回転→褥創

◆立ち上がり ・力任せ → いやな刺激 → 身体が悪くなる

2.講演の目的 ◆快適な眠りを提供 ・リラックスが必要 → そのためには、体圧分散 → そのためには、安定が重要!! (マットがやわらかすぎると不安定になる)

ということで「安定」がキーワードです。

3.ポジショニング ◆クッションはどうする? ・曲がっている足にクッションを入れる? → ただスキマを埋めればいいわけではない。  (通気性や循環が悪くなる)

◆ケアのプランニングで変わる

◆維持期の場合、2次障害をなくす

4.2次障害を起こさないためのケア ◆背臥位でヒザが曲がるということは? → 殿部やかかとへ圧UP

◆背臥位で圧がかかっていないところは? → 関節  (ここに単純にクッションをすると、循環系が×)

5.背臥位でのクッションのあて方 ◆下肢 ・大腿部の付け根に圧がかかっている ⇒ 大腿部の付け根にクッションをあてる    これが大原則!

・やり方の例 ステッチのあるクッションで足に巻きつけるようにする

・例は例。 人によって違うので、自分で観察して考える力が必要!!

◆上肢 ・指の拘縮はなぜ起こる? → 上肢の付け根が不安定 → 末端が緊張する! → 指の拘縮

ということで、 ⇒ブーメラン型のクッションをワキに入れる。

◆まとめ 1)どこで固定すれば、いいか考えクッションをあてる ・圧がかかるところの根元へ ・広い面積に 2)クッションへ体重を移す →慣らす(クッションを身体へ押し込む。) 3)圧抜き ・体重がかかっているところの下へ手を入れる(圧抜き+循環)  ビニールの手袋で行う

6.背臥位でのクッションのあて方 ◆安定のため足はずらす → 上側の大転子が下がる → 皮膚が引っ張られる ⇒ 足の付け根にクッション

※上肢も同様。

7.円背の人へのクッションのあて方 ◆頭だけではダメ → 胸部までクッションをあてるように。

◆腕 内側に向いてしまうと、円背を促してしまう → ならす時は肩関節が外側へ向かうように

8.円背の人へのクッションのあて方 ◆かかとのクッション × アキレス腱のところにクッション ○ 足の裏の根元へ

9.仙骨へのクッションのあて方 × 円座   周辺の圧UP→ 循環Down ○ 肉の代わりになるように、両脇から根元へ押し込む

10.トランスファー ◆ダメパターン × 仙骨を中心に回して起き上がり × 上へ持ち上げるように立ち上がり × 荷物のように扱う

⇒ 人の動きに合わせた動きを意識!!

11.移乗 1)座位の状態から、頭を前方へ出し   行きたい方向の反対側の足へ体重をかける  → 行きたい方向のおしりが浮く

2)介助者の動き ・上から ・下から ・もぐって なんでもアリ。

介助者の動きが変わるだけ。 対象者は同じ動き。

また、対象者の「行きたい方向の反対側の足」の下へ 介助者の足を入れる。 そうすることでテコの原理で楽に移乗ができる。 (動きはちょっと複雑に見える)

12.ベッド上での身体の寄せ方 端から中央に寄せたり、手前に寄せたりという寄せ方。

◆持つところ × 関節 ○ 体重のかかっているところ

◆3段階で寄せる 1)肩・首(うまく介助者の腕に利用者の頭を乗せる!) 2)腰 3)下肢

※寄せたら必ず微調整をしてあげる! ※並行にスライドするのではなく、回転の動きを意識!

13.スライドシート うまく使うと、ベッド上での身体の寄せ方がだいぶ楽になる!!

・2重にして使用 ・本人には摩擦が加わらない ・悪い刺激が加わらない ・取るとき、下側だけを取る

<考察> ◆講演のやり方が素晴らしかったです♪ ・適度な問いかけ ・これから何をするかの説明 ・声の大きさ ・言葉の間隔 ・お客さんの理解に対する配慮

◆セラピストとして介助者への提案 ご家族の負担というのは、在宅退院時にかなり大きいものです。 また、大きな心配事項の一つです。 その時に心配を和らげるような、具体的な方法論を提案できると プロっぽいですよね☆ 下元先生くらいできたらいいなと思います。

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