軽躁を制する者が双極性障害2型を制する!!

2016年9月に双極性障害2型と診断されました。闘病生活中です。

【歩行分析】体幹進展歩行

歩行分析。 こんな利用者さんがいました。

【基本情報】 ・杖歩行 ・片麻痺 ・3動作後型

【歩行の特長】 体幹を伸展させることで、歩幅を確保している (だいたい一足分)

なんでこんな歩行をしているんでしょう? 原因を探ることで、次の(歩行の)ステップへとつながるはず!

体幹伸展による歩幅を確保しているということは… 1)ROMの制限因子がある?   (股関節の屈曲制限など) 2)そもそも下肢の伸展共同運動パターンが強く出ている? 3)下肢を前に出すための筋力が足りない? 4)痛みがある? というような仮説が出せます。

【それぞれの考えられる評価】 1)ROMの制限因子がある?   (股関節の屈曲制限など) ⇒ ROM-t

2)そもそも下肢の伸展共同運動パターンが強く出ている? ⇒ BRSor上田式12段階

3)下肢を前に出すための筋力が足りない? ⇒ MMT

4)痛みがある? ⇒ VASなど

【ADLでの問題推測(歩行だけの観点で!)】 ◆移動 ・移乗 → ギリOK?

・歩行(W/C操作) → 問題なさそう

・階段 → ダメですね

◆セルフケア ・食事 → 歩行には関係ない ・更衣 → 歩行には関係ない(下肢の伸展パターンに影響)

・整容 → 歩行には関係ない

・入浴 → 独歩は厳しい

・排泄 → ギリOK?

【歩幅確保に必要な下肢の運動方向】 ◆股関節 ・立脚側:伸展、外転 ・遊脚側:屈曲

◆膝関節 ・立脚側:伸展 ・遊脚側:屈曲(伸展でも問題ない?)

◆足関節 ・立脚側:底屈 ・遊脚側:背屈(底屈でも問題ない?)

【歩幅確保に必要な下肢の筋肉】 ◆股関節 ・立脚側:伸展(大殿筋、ハムストリングス)、外転(大腿膜張筋) ・遊脚側:屈曲(腸腰筋、大腿直筋、恥骨筋、大腿膜張筋)

◆膝関節 ・立脚側:伸展(大腿四頭筋、大腿膜張筋) ・遊脚側:屈曲(ハムストリングス

◆足関節 ・立脚側:底屈(長腓骨筋、腓腹筋、ヒラメ筋、足底筋) ・遊脚側:背屈(前脛骨筋、長指伸筋、第三腓骨筋)

<考察> ◆体幹伸展している理由 おそらく、下肢の伸展共同運動パターンによる股関節屈曲制限があるため、 それを補う形で体幹の伸展をしているのだと思います。

◆ROM 下肢の運動方向において、どの程度の関節可動域が求められるんでしょうね? ADLの各動作とともに今後の課題です。

◆筋力 大腿四頭筋ハムストリングスはわかりましたが、 大腿膜張筋は大活躍ですね。

「歩幅確保に必要な下肢の筋肉」というキーワードで すぐに今回調べたことが思いつくレベルにしたいです。

評価実習はそこから始まるんだと思います。

◆BRS 全然、理解してません(汗

随意性? 共同運動パターン? これらでスクリーニングはできる感じですが、よくわかりません。

バイト先の利用者さんにご協力頂き、BRSのテストを一通りやれたらいいなと思います。

ブログによる歩行分析は、 評価実習までにあと5回くらいはやりたいです。

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