【評価実技】歩行分析
歩行分析。 右足の立脚期が短い利用者さんがいました。
立脚期が短いということは… 1)痛みがある? 2)片足立ちをするための筋力が足りない? 3)ROMの制限因子がある? (股関節の伸展制限など) というような仮説が出せます。
◆それぞれの考えられる評価
1)痛みがある? ⇒ VASなど
2)片足立ちをするための筋力が足りない? ⇒ MMT
3)ROMの制限因子がある? (股関節の伸展制限など) ⇒ ROM-t
◆治療?
1)痛みがある? ⇒ 痛みの原因を追究し、そこを攻める感じ? う~ん、具体的なことはよくわかりません。
2)片足立ちをするための筋力が足りない? ⇒ 具体的にどこの筋肉が弱いのかが特定できたら、 そこを鍛えるのみですね。
3)ROMの制限因子がある? (股関節の伸展制限など) ⇒ ストレッチ的な治療になるんでしょうか?
◆立脚期に必要な筋肉 ・下腿三頭筋 ・大腿四頭筋 ・ハムストリングス ・股関節外転筋群 ・大殿筋 ・脊柱起立筋群
手元の資料によると、 ・下腿三頭筋 → 踵離期~足趾離期に活発化。
・大腿四頭筋、脊柱起立筋群 → 足底接地期、踵離期~足趾離期に活発化。
・ハムストリングス、股関節外転筋群、大殿筋 → 足底接地期に活発化。
という感じらしいです。 股関節外転筋群や脊柱起立筋群を使うのは ちょっとした盲点かもしれないです。 あと上肢の手の振りは歩行スピードが上がってくると、 ポイントになってくるかもしれないですね。
◆下肢の運動方向 ・股関節:1回の歩行周期に1回伸展・屈曲 (+外転、内転?) ・膝関節:1回の歩行周期に2回伸展・屈曲 ・足関節:1回の歩行周期に2回底屈・背屈
<考察> 一つの事象から仮説を立てていく。(スクリーニング) その仮説は評価や治療をしていくことで裏付けしていきます。
プログラムのバグつぶしにちょっと似ています。
どれだけ仮説を立てられるか。 これってけっこう重要ですね。
今後、ADL上のちょっとした動作を1つずつピックアップし、 ブログ化していこうと思います。 スクリーニングの練習です☆